家賃保証会社の存在意義
すでに家賃保証会社の存在は、賃貸市場において浸透し、かかせないものになってきました。
保証事業を始める方にとって、貸主や管理会社としてのメリットは、理解されていると思います。
しかし、借主から
「何故、保証会社を利用しなければならないのですか?」
「どういうメリットがあるのでしょうか?」
といった質問があった場合、皆様はどうお答えしますか?
「部屋を借りるための条件です」という返答で、借主も理解していただけることが多いと思いますが、本質的に借主は、分かっていない方も多いのではないでしょうか?
「私は、滞納しません」ということが念頭にありますので、納得いただける答えをしなければなりません。
保証会社を運営して、年間保証料請求の問い合わせで、時々、質問されることがありますので、取り上げさせていただきます。
この時、「3つのメリットがあります」と答えています。
- 連帯保証人に左右されず、ご自身の信用で、好きなお部屋が選べること
- 敷金が保証料に置き換わることによって、初期費用が少なくなっていること
- 万一、滞納があった場合、代わりに立替えをするので、正常化に向けて期限の利益を得られること
借主にとって、最もメリットがあるのは、「1」になりますので、強調して過去の借り方と
の違いを説明しています。
ほとんど、この3つで納得していただきます。
過去の敷金が多かった時代は、知らない人が多くなってきましたが、敷金をとる意味を説明し、今は、保証会社の存在によって、円滑に部屋の貸し借りができる「油」のような役割りであることを説明しています。
その上で、家財保険と同じように、部屋を借りる時の条件になっていますと答えるようにしています。
保証事業を始める方にとって、「滞納した時に立替えする会社」では、インパクトが薄くなりますので、ご参考にしていただければ幸いです。